財務省は13日に開かれた財政制度等審議会の分科会で、サービス付高齢者向け住宅(サ高住)での居宅療養管理指導の適正化などを提言した。予算執行調査で不適切な介護給付費が発生しているとされる事例が明らかになったためで、制度の適切な運用や在り方の検討を求めている。【松村秀士】
■多床室の室料負担化「残りの老健・介護医療院も」
サ高住などについては、同一の建物に居住する高齢者に対して特定の事業者が集中的にサービスを提供している場合に画一的なケアプランや過剰なサービスを行うなど、いわゆる「囲い込み」の問題が指摘されてきた。
財務省が予算執行調査で居宅療養管理指導の利用状況を調べたところ、
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